Kepani (ケパニ)subject
1日にほんの僅かしか編みあがらない旧式の編み機を使い、丹念に生地を編み、そのフォルムに反映された昔ながらの手間のかかる縫製を施されています。通常、度詰で編み上げていく裏毛をあえて甘くしなやかに編んでいます。過剰な主張がないからこそ、すでに持っているアイテムとの親和性が高く、さりげなく小技も利いています。"Kepani" とはハワイのローカル語で 『日本人 日本の・・・』 という意味です。
アイコンとも言えるラフィー裏起毛の着心地のヒミツは、実は裏起毛の加工方法にあります。繊維の長い綿を撚って作られているので、何度洗っても、本来のしなやかさを損ないません。そしてシンカー編み機によって編まれた生地を今度は、非常に細かな針を持つ起毛加工機にかけ、独自の毛羽を立たせています。さらに毛羽立った生地をタンブラー加工で、一気に縮めます。これで洗うたびに型崩れせずに元の形に戻るのです。これこそが、吊り機を使わずにシンカー機で編むことに拘った理由なんです。
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